満足工房

何年経っても、長く愛され続ける服であってほしい。
その思いから、会員メンバー向けのリメイクサービスとしてはじまった満足工房。
服づくりのプロフェッショナルたちが、
お客さま一人ひとりの希望に応えていきます。

1ヴィジョン
満足工房 伊藤尚文

2コミュニケーション
満足工房 鈴木彩佳

3チームワーク
満足工房チーム

1ヴィジョン /満足工房 伊藤尚文
お客さまに長く着ていただくために。45Rオリジナルの取り組み

「45Rだからこそできるサービスをもっと根付かせていきたい。」
満足工房チーム代表の伊藤尚文
―満足工房のコンセプトを教えてください。
伊藤:服を通してお客さまをハッピーにすること。そして、大切に着続けていただき、次の世代にも服が残るようなお手伝いをしていくことです。本来、アパレルメーカーは新しい洋服を売ってなんぼだと思うので、長く着ていただく方向に進めるのは矛盾していますよね。この満足工房は、僕らが服づくりに絶対の自負を持っているからこそ、できることなんです。

「45Rだからこそできるサービスをもっと根付かせていきたい。」
満足工房チーム代表の伊藤尚文


リメイクご希望時には、45Rオリジナル生地のサンプルもご提案
―どんなきっかけから始まったのでしょうか。
伊藤:メンバーズカードの特典サービスとして、今まではポイントが貯まるとノベルティと交換していたのですが、素材から製品化までをすべて自社でまかなう45Rだからこそ、他にはできないサービスのかたちがあるのではないかと思ったんです。
実際、45Rの商品は安くありませんが、何年も着てもらえればむしろリーズナブルだと感じていただけると思います。とはいえ、トレンドはその時々で変化していきますから、時流や好み、お客さまの体型の変化に合わせて、リメイクできる仕組みを構築していきました。

リメイクご希望時には、45Rオリジナル生地のサンプルもご提案
―実際に稼働してみて、発見はありましたか。
伊藤:普段、企画部やパタンナーとして働くスタッフが、お客さまとリアルに対話する機会ってほとんどないんです。
しかし、ここにはお客さまからストレートな要求が届きます。そこから新たなアイディアが湧いてきたり、新しい企画へのフィードバックにもつながっています。一度ベストだと思ってつくった商品を否定するようにも見えるかもしれませんが、日々自分たちをアップデートしていく45Rらしい姿勢だと思いますね。
2コミュニケーション /満足工房 鈴木彩佳
十人十色なお客さまのリクエストにお応えしていく

受付窓口にお持ちいただいたデニムのリメイク内容をヒアリング
―満足工房の担当として、どんなお仕事をされているのでしょうか。
鈴木:本社と直結した店舗、SAIJIKii Rには満足工房の受付窓口があります。全国各地からリメイク希望のお客さまがいらっしゃるので、直接お話ししながらニーズを丁寧にヒアリングしていきます。
その後、満足工房チームとの定例会議の日までに資料をまとめ、リメイクの段取りを進めています。また全国の店舗からも毎月100〜150点ほどの依頼が届くので、その管理も同様に行います。

受付窓口にお持ちいただいたデニムのリメイク内容をヒアリング


―お客さまからはどんな要望が多いのでしょうか。
鈴木:一番は体型の変化などにともなうリサイズですね。ときには25年も前の服が送られてくることもあるなど、お客さまそれぞれの愛着を感じます。また、45Rのお客さまはものづくりが好きな方も多いので、こだわりのあるオーダーをされる方もたくさんいらっしゃいます。
過去にはパッチワークのストールをブラウスにしたいという依頼や、お持ちのデニム9本をつかったリメイクをご希望されて、パッチワークのスカートを作成したこともありました。



箱にぎっしりつまったサンプルのボタンたち
―満足工房をはじめて、新たな気付きはありましたか。
鈴木:お店で販売をしていた頃とは目線が一気に変わりましたね。お客さまへ発信する側にいたときは、こう着たらいいですよ、とある種一方通行のアドバイスをしていました。でもリメイクをご希望されるアイテムは、既にお客さまのものになっている。悩みが細分化している分、アドバイスする方法も多様になりました。
また、お客さまからの要望は漠然とした状態であることも多いので、サンプルをお見せしたりその場で絵を描いたりしながら、互いにベストな状態を見つけるまで何度も相談を重ねていきます。採寸、仮縫いをすることもあるので、ときには何度かご来店をお願いするのですが、皆さんイヤな顔ひとつせず、楽しんで来ていただけることが多いです。

箱にぎっしりつまったサンプルのボタンたち
3チームワーク /満足工房チーム
服づくりのプロが結集する、「本気」のリメイク作業

集まった瞬間、方々から声の飛び交う白熱の会議がスタート
―普段はどんなプロセスで作業を進めているのでしょうか。
伊藤:定例会議は週に2回、それまでに全国各地から届くリメイク希望を振り分け、僕のほうでチームにパスできる状態にしておきます。
伊藤/鈴木:パタンナー、企画部、生産部、それぞれの担当者が集合して、どんどんとアイディアを出していきます。やせてしまって体型に合わなくなったジャケットがあれば、ベストにしようか、リサイズしようか、会議の話題はつきません。
リメイクの具体的な内容を固めて仮縫いをした商品は、店頭で実際にお客様に試着してもらって意見をうかがい、さらに調整を加えて完成に向かいます。3〜4ヶ月くらいかかるものもありますね。

集まった瞬間、方々から声の飛び交う白熱の会議がスタート

パタンナーや企画部など、それぞれのプロフェッショナルの知見が活かされている
―リメイクを重ねることで、普段の服づくりにも影響はありましたか。
伊藤/鈴木:発見の連続でしたね。製品をつくる段階ではわからなかった弱点や、お客さまの本当のニーズが見えてきたと思います。逆に、どうリメイクしようかと考えるクリエイティブ心がくすぐられ、新たなヒントを見つけることもしょっちゅうです。服づくりをする上で参考になることがいくつもありましたね。
伊藤/鈴木:だんだんと満足工房チームが「リメイクのプロ」になってきていますね。新しい服を作りだすことと、直すこと。この両方があることで、新しい視野が生まれていると思います。

パタンナーや企画部など、それぞれのプロフェッショナルの知見が活かされている